ニッケル基合金・特殊鋼 溶接加工・機械加工

Business introduction
ニッケル基合金・特殊鋼 溶接加工・機械加工

断られた素材こそ、都ステンレス工業へ。
ハステロイ・インコネル——難溶接材のプロフェッショナル集団。

ニッケル基合金に代表される特殊鋼は、その優れた耐食性・耐熱性の裏側に、高い溶接難易度という課題を持ちます。溶接割れのリスク、入熱管理の繊細さ、機械加工時の工具摩耗。一般の加工会社が敬遠するその領域こそ、都ステンレス工業が長年にわたって特化してきたフィールドです。

こんなお困りごとはありませんか?

COMMON ISSUES
ニッケル基合金の加工先が見つからず悩む設計担当者
  • ハステロイやインコネルの溶接ができる業者が見つからない
  • カーペンター20Cb-3の溶接で、割れや品質不良が出て困っている
  • タンク・容器など、設計から製作まで一括して任せられる会社を探している
  • 材料は調達できるが、加工してくれる会社が国内にほとんどない
  • 特殊鋼を使った製品の精度・品質が安定しない

ニッケル基合金の溶接・機械加工は、技術力・経験・材料知識のすべてが揃わなければ対応できない分野です。都ステンレス工業は、過去10年間で8万件以上(※2025年1月時点)というニッケル基合金切断・溶接実績を積み上げてきた、この分野の専門集団です。

なぜニッケル基合金の溶接は難しいのか

DIFFICULTY

ステンレス鋼と比較しても、ニッケル基合金の溶接・機械加工には格段に高い難易度が伴います。

ポイント①

溶接割れ感受性の高さ

ニッケル基合金の溶接作業

カーペンター20Cb-3やインコネル系合金は、溶接時の入熱や冷却速度の管理を誤ると、溶接割れ(高温割れ)が発生しやすい性質を持ちます。「カーペンターの溶接で苦労している」という声は業界でも非常に多く、対応できる会社が限られているのが実情です。

ポイント②

機械加工の困難さ

ニッケル基合金の機械加工

ニッケル基合金は加工硬化を起こしやすく、工具寿命が著しく短くなります。適切な切削条件の設定と熟練した技術がなければ、寸法精度を確保することが難しい素材です。

ポイント③

材料知識の必要性

ニッケル基合金の材料選定

同じニッケル基合金でも、材質ごとに溶接条件や溶加材の選定は異なります。特性を把握しないまま加工すれば、割れや耐食性の低下を招きかねません。適切な工法を選ぶには、加工技術に加えて材料そのものへの深い知識が欠かせません。

都ステンレス工業の特殊鋼 溶接加工・機械加工が選ばれる理由

REASON
特徴①

国内屈指のニッケル基合金溶接・加工実績

ハステロイ・インコネルの溶接加工
ニッケル基合金を用いた大型製缶板金製品

直近10年間だけでも8万件以上(※2025年1月時点)のニッケル基合金切断実績と豊富な溶接実績。ハステロイC-22・C-276、インコネル600・625、カーペンター20Cb-3など、業界でも難易度が高いとされる材質を数多く手がけてきました。単純な切断にとどまらず、高難度の溶接品、大型の製缶板金製品まで、幅広いご要望に確かな品質でお応えしています。また、大手素材メーカーの指定外注工場認定を取得しており、品質面での信頼性が証明されています。

特徴②

溶接性のよくない材料でも、最適な条件を見出せる技術力

入熱管理を徹底した溶接施工
開先設計と予熱を行う溶接工程

特殊鋼の溶接に特別な「魔法」はありません。溶接割れを防ぎ、材料の性能を引き出すためのセオリーを、丁寧に、忠実に実行すること——それが都ステンレス工業の技術の本質です。

カーペンターのように溶接割れ感受性が高い素材であっても、入熱管理・開先設計・予熱・パス間温度管理といった基本事項を徹底することで、安定した溶接品質を実現します。この「愚直さ」を組織として継承してきたことが、他社との差を生み出しています。

特徴③

タンク・容器など、設計から製作まで一貫対応

ニッケル基合金製の反応容器・タンク
フェルール配管などの製作事例

「完成図面がある」「寸法だけ決まっている」といった依頼にとどまらず、用途・使用環境をヒアリングしながら形状・構造の設計段階からご相談いただける体制が整っています。反応容器、タンク、配管など、機能と耐久性を両立した製品を、材料調達から完成品まで一貫して製作します。

特徴④

希少材も手配できる調達力と材料の知見

創業当初よりステンレス・特殊鋼の流通を手がけてきた都ステンレス工業は、一般の流通業者でも調達が困難とされる希少なニッケル基合金の調達ルートを持ちます。「素材が見つからない」という段階からでもご相談ください。

ニッケル基合金は、同じ規格でもメーカーごとに材料名が異なり、図面や仕様書ではUNS番号やJIS記号で指定されることもあります。流通と加工の両面で培った材料知見をもとに、相当品も視野に入れた材料手配をご相談いただけます。

その知見をまとめたのが、当社作成の「耐食鋼・耐熱鋼 相当品一覧表」です。UNS・JIS規格と国内外11社の材料名を一覧で対照でき、材質の読み替えや材料選定にお役立ていただけます。

耐食鋼・耐熱鋼 相当品一覧表
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特徴⑤

コストダウン・品質向上につなげるVA・VE提案力

工法転換やライニングなど、ニッケル基合金のVA・VE提案のイメージ

ニッケル基合金は高価な材料だからこそ、「どこに・どれだけ使うか」が製品コストを大きく左右します。都ステンレス工業では、技術情報サイト「耐食鋼・耐熱鋼加工.com」の運営を通じて蓄積してきた知見を活かし、設計段階からのVA・VE提案を得意としています。

例えば、切削加工から溶接加工への工法転換、接液部のみをハステロイにするライニング技術、使用材料のグレードアップによるメンテナンスコストの削減といったご提案が可能です。図面どおりに加工するだけでなく、コスト削減・歩留まり向上・品質向上の観点から、最適な仕様をお客様とともに検討します。

対応材質

MATERIALS
カテゴリー 材質名(一例)
純ニッケルNi201(純ニッケル) / LC-Ni
モネルモネル400 など
カーペンターカーペンター20Cb-3
インコネルインコネル600 / インコネル601 / インコネル625 / インコネル718
インコロイインコロイ800H
ハステロイハステロイC-22 / ハステロイC-276 / ハステロイB2 / ハステロイX
チタン純チタン1種・2種 / Ti-6Al-4V
その他MCアロイ / UMCo50 / HA-214 / HA-230 / WASPALOY / MAT21 ほか

※上記以外の材質についてもお気軽にご相談ください。材質名がわからない場合もご対応します。

以下に製造実績の詳細をまとめておりますので、ぜひご確認ください。

加工事例・製品事例はこちら

保有設備一覧

EQUIPMENT

特殊鋼の溶接・機械加工には、材料特性に合わせた設備選定と適切な加工条件の設定が不可欠です。都ステンレス工業では、ニッケル基合金の溶接に対応した溶接機をはじめ、精密機械加工に必要な旋盤・フライス盤を自社に完備しています。

特殊鋼の技術情報をもっと詳しく知りたい方へ

TECHNICAL INFORMATION

都ステンレス工業では、特殊鋼の加工知識を広く発信するため、技術情報サイト「耐食鋼・耐熱鋼加工.com」を運営しています。各素材の特性・選定ポイント・VA・VE事例など、設計・購買担当者の方に役立つ情報を無料でご覧いただけます。

まずはお気軽にご相談ください!

「形状検討・工法選定から検討したい」「材質の選定から相談したい」というお客様も歓迎です。ニッケル基合金・特殊鋼の溶接加工・機械加工に関するご相談は、都ステンレス工業へ。

お問い合わせ・ご相談はこちら

※Carpenter(カーペンター)はCarpenter Technology Corporationの登録商標です。
※Haynes、Hastelloy(ヘインズ、ハステロイ)はHaynes International, Inc.の登録商標です。
※Inconel(インコネル)はSpecial Metals Corporationの登録商標です。